バリキャリ乙女のイド端会議室

主に婚活、時々しごと。華麗なるバリキャリの脳内会議の一部始終。

別れた彼女からあげたものを取り返す方法を考えてみた

こんばんは、年間300日スーツで過ごす女、バリキャリイシイドです。

水曜日はバレンタインでしたね。
チョコと一緒にプレゼント♪したお嬢さまも多いんだろうな。

 

先日の記事にて。

木ノ下コノキhttp://www.kinoshitakonoki.com

さまよりいただいたコメント。

 あ、昔、奢ってくれた男性が2回目のデートで告白してきたので「まだ良くわからない」と言ったら、逆ギレして「はあ?じゃあ前回のも金返せよ」と言ってきた時にはさすがに驚きました。
ありえない!と思ってその後連絡経ちましたけど。もちろんお金は返してないですけどねー(笑)

おおぅ、なかなかの経験をお持ちで (^_^;)

 

ワタクシの個人的な意見としましては、プレゼントされたものは返さなくてよい、というよりむしろ返すべきでない、と思っております。
ですが、あえて『別れた彼女からプレゼントしたものを取り返す方法』を考えてみることにいたします。

 

 

返還請求されたときの女性の気持ち

 

さて、殿方さまからプレゼントされたものを返してほしいと言われたとき。

 

www.oricon.co.jp

 


法的には返す必要はないようです。

ですが「返せ」と言われて

 

「オッケー、アタシも返そうと思ってた☆うふふふふふ」

 

なんてことになることはほぼ皆無。
大抵の場合、イヤな思いをします。

では、その裏に潜む『事情』とはなんなのでしょうか?

 

物が惜しい…?

ブランドバックやジュエリーなど、比較的高額のプレゼントは手放すのが惜しいものです。
殿方さま方はこれが一番の理由でしょって思っていませんか?

 

でもね、意外と違うんです。
考えてもみてくださいよ。
誕生日やクリスマスは当然、付き合って1年どころか1ヶ月だって、そしてサラダだって記念日に仕立てあげてしまう。
彼と初めて行った海で拾った貝殻は、それが例えアサリの貝殻だったとしても宝ものになってしまうものなんですよ、『女の子』にとっては。


それっくらい、女性というものはモノ・コトに意味や想いを込める習性があるのです。
そんなお嬢さまたちが、これから別れようという彼との思い出の詰まったバックをこれからも大事に大事にしたいと思うと思いますか?


大好きだったあの頃ならば宝もの。
大嫌いな今となっては、もはや汚物。


一刻も早く捨て去りたいもののひとつになるのです。

もちろん、

 

「モノに罪はないしーっ」

 

という大変ドライな考えをお持ちの方だっています。
その場合、もともとからし

 

モノ > 彼

 

な訳であって、新しいモノが手に入れば即座に『タンスの肥やし』に成り下がるのは目に見えています。

 

つまり、そのモノが彼女の手元に残ったとしても、さほど大切に扱われることもなく、その手から離れていくのもそう遠くない未来となりそうです。

 

 

返したいけど返せない

そう思うと返してくれてもよさそうなのに、さ彼女たちはなかなか返そうとはしません。
そこには『返したいけど返せない』事情があるのです。

 

既にモノがない

「売っちゃった、なくしちゃった」

とかね。
売っちゃったはちと悪質ですが、なくしちゃったは実はよくあったりします。(私だけか)
というのも、もらった直後は嬉しくてよく持ち歩くのだけど、結局持ち慣れていないのでうっかり置き忘れるとか。あはは。
なんにせよ、所持どころか所有していないのだから「返せ」と言われても返せないわけです。

 

もうあなたには会いたくない

いただいたものをなくしたりなんかしません。

そんなしっかり者女子(普通の人か)が返却を渋る理由はもう、ひとつしかありません。

 

『今、持っていない』から。

 

『できる限り穏便にコトを済ませ、速やかに立ち去り、もう金輪際会わないようにしたい』

 

これが本日の最重要ミッションなのです。
お嬢さまにとっては。
もちろん、今対面していなくて電話やメール、LINEで請求された場合も一緒です。

 

『今、渡せない』→『また会わなきゃいけない』

 

だから渋るのです。
次に会ったとき、怒鳴られたり暴力を奮われるなど、嫌な思いや怖い思いをさせられないだろうか。
不安なのです。

 

「いや、郵送でいいし」

 

よくないし。
最近はお相手の自宅住所及び電話番号を知らずにお付き合いしているカップルも少なくありませんね。
ネット上で知り合った場合なんて尚更。
ご丁寧に送り先住所を添付してくるやからもおりますが、宅急便でも送り主の住所、電話番号は書かなければいけません。
なぜ今さら、そんな個人情報をさらさなければいけないのか。

 

お分かりでしょうか?
もう既にあなたは恐怖の対象でしかないのです。

 

現金にして返せ

では、モノそのものが返せないのなら現金化して返すこともできます。

ですが、未使用品ならいざ知らず、既に中古品であるからして購入価格で返金するのは理屈に合わない。
その物品の時価額を算出しようにも困難であり、トラブルが無駄に長期化することが予想されます。

 

また、これまでの飲食代を請求するケースもありますが、これまでの領収書やどちらが何を頼み何を飲んだかまでハッキリと分かるレシートがなければ成立しません。
そもそも、男性側が分割払いしたものを女性側に一括払い請求をする時点でフェアでないと言えます。

 

 

以上を踏まえまして、『別れた彼女からあげたものを取り返す方法』とは。

 

『今』『この場で』『所持しているモノ』

『今』『この場の』『飲食代』

 

であれば、わりと高確率で返却を受け入れてもらえるのでは、と考えられます。

 

 

なぜ取り戻したいと思うのか

さて。
あげたプレゼントを返してもらう方法を考えたところで、反撃の狼煙を上げさせていただこうと思います。

気を引きたい女性に差し上げたプレゼント。
なぜ取り戻したいと思うのでしょうか。

 

えーと、タンジュンニケチダカラ…?

 

 

プレゼントは投資

別れた時に惜しくなるくらいなら、そもそもプレゼントなぞしなければよい。

なのになぜプレゼントしてしまったのか。
ここに重篤なミステイクが存在するのです。
ケチならばケチなりに分をわきまえたアピールの仕方があったであろうに。

 

殿方さまにとって、プレゼントとは投資なのだ。
「善きかな」と思った婦女子にせっせと贈り物を贈る。
それは孔雀の羽根や極楽鳥のダンスと同じく求愛行動なのです。
そしてようやくステディな関係に持ち込めたとしても、悲しいかな人間には『結婚』という制度がある。
そのため、『結婚』に向けて更なる贈り物を贈り続けなければならない。
(女性の方が結婚願望は強いじゃないかというのはまた別のおはなし)

 

そして訪れた別れ。
完全に元本割れであります。
ゆえにマイナスした資本金をわずかでも回収しようと躍起になるのだ。
よく分かる。

 

だけど、よく考えてほしい。

 

回収したプレゼントを換金したところで、数万円のバックは数千円だ。
回収の労力と換金の手間を考えたらあまりにショボい。
現金回収がかなったとして、手切れ金よろしく数万円を握らされたところで残るのは虚しさだけじゃないだろうか。

 

もっと言うと、その投資の元々の目的が「善きかな」と思ったその婦女子との結婚であるのなら。
もしも、その婦女子が

 

「プレゼントは返さないけど結婚してあげる」

 

と言ったらどう思うだろうか。

 

「ふざけんな」

 

ですよね?
そう、お二人の間にはもう愛情なんて残っちゃいないのです。

 

 

傷つけたい

先に述べたように「プレゼントを返せ」と言われれば女性は嫌な思いします。

お互いに愛情がなくなったのなら静かに手を振って離れればよいのです。
あなたにとって、その女性は愛しい存在から傷つけたい存在に変わったということ。
そう、あなたは

 

ケチなのではない、狂暴なのだ

 

今さら「いやいや、あっしはケチな男でヤンス」と言ったところで、もう遅い。
あなたはもうその狂暴性をあらわにしてしまったのだ。

 

これまでに「プレゼントを返せ」と言ったことのある方、言いたいと思った方、言いそうだと思う方。
己の内に秘める狂暴性を自覚することで、あなたの恋は上手くいくようになるのかもしれない。

 

そして「善き」婦女子の皆さまも、狂暴男からの贈り物など速やかに処分なさるのがよろしい。
モノに罪はない。
この愛憎怨念から解放して差し上げるのが、そのモノにとっての供養になるのではないでしょうか。

 

別れの際には、どちらかが得をしたり損をしたりすると遺恨が残ります。

『どちらも損をした』くらいが喧嘩両成敗で収まりがよろしいのではないでしょうか。