バリキャリ乙女のイド端会議室

主に婚活、時々しごと。華麗なるバリキャリの脳内会議の一部始終。

そういうことなら変わってみようかなと思ったあなた様へ

こんばんは、年間300日スーツで過ごす女バリキャリイシイドです!
殿方様の服装についてお送りしておりまーす。

 

イシイドも若かりしころ、年下の彼氏がおりましてね。
なかなかのイケメンくんでありまして、一緒に出掛けるとしょっちゅう「彼氏さん、イケメンですね」と言われ、いつも内心ちくしょーと思っておりました。

「美男美女ですね」とはついぞ言われなかった。

それがイシイドの実力!


そんな彼は普段はおかーさま(大型衣料品店にお勤めでいらっしゃった)の買ってきた服を素直に着る孝行息子でありました。
取り立てて問題のある服装ではなく、むしろセンスはいい方だと思っておりましたが、ある時、今までとは違うちょっと珍しいテイストの服をお召しでございました。
一見、黒のポロシャツにショッキングピンクのドット柄だったのですが、そのドットが全て髑髏。
イシイド的には「ふーん、変なのー」と思っていたけど、あえてそこには触れずにおりました。
そこをイジるのがめんどくさかったので。
ところが彼のおうちに遊びに行ったとき、おかーさまに言われました。

 

「うちの子、マキちゃんと付き合うようになってから、変な服を欲しがるようになったのよー。ピンクのドクロとか」

 

おかーさん、それ、アタシの趣味じゃないですから。
アナタの息子の趣味ですからーっ!!!

 

こんな風に、何を思ったか自発的に趣味変する方もいらっしゃいます。
彼のきっかけが何だったのか未だに謎ではありますが (^_^;)
全く心外な濡れ衣を着せられたイシイドでございました。

 

さて。

 

ちょっと変わってみようかな、と思ってくださった殿方様。
何を参考にしたらよいと迷っていらっしゃいませんか?

旦那、いいのがありやすぜ( ̄ー+ ̄)

 

それはね…ファッション雑誌!
それも女性用ね!!

 

どなた様も想像はできると思いますが、女性用のファッション雑誌というのはモデルさんも9割女性です。
ということは残りの1割は男性なんです。

 

女性用のファッション雑誌を参考資料としてすすめする理由は二つ。

 

一つは徹底した女性目線。
女性向けのファッション雑誌は当然人気の女性モデルが紙面を飾っているわけですが、その脇にはwith Bの如く男性モデルの姿があります。
この方たち、ただの添え物ではありません。
何を隠そう『主役のパートナー』というポジションです。彼氏、配偶者役なんですね。
つまり、これが彼氏に着てほしいファッションということです。

 

そして人気企画、『1ヶ月着回しコーデ』
その雑誌の看板モデルが身近なOLに扮して、1ヶ月分のコーディネートを少ないアイテムで着回していきます。
大抵、ストーリー仕立てになっていて『仕事は充実してるけど、なんだか退屈な毎日…』を着回しでキラキラさせていくのだから、子供の頃に観た魔女っこの世界です。
身近なOLといっても、丸の内OLだったり、タウン誌の編集者だったり、ファッションブランドのバイヤーだったり。
本気で冴えないOLの我々からすれば、一歩も二歩も上を行く存在ですけど。


そしてオシャレをすれば殿方に当たる。
営業部の敏腕営業マンのアキラ先輩だったり、ふらりと立ち寄ったカフェのオーナーのサエキさんだったり、親友のカナが主宰したホームパーティーで出会ったいつもの通勤電車で見かけるカズヤくんとか。
そんな彼らと1ヶ月かけて出会ってすれ違って誤解が解けたりして、最終的に告白されてハッピー!なエンディングを迎えるわけです。
はい、男性モデル発見。
しかもこの方々は、憧れのキラキラ女子の『憧れの人』のポジションですよ!
イケメンの他に仕事ができる、大人、優しい等のプラス要素が設定として授けられているにしろ、乙女ウケの宝庫です。

 

更にご注目いただきたいのが、インタビュー記事。
イケメン若手俳優やジャニ系タレントのグラビアだと、無駄に胸元が開いていたり不自然に濡れそぼっていたりするのでお薦めできませんが、芸能人じゃなくてもスタイリストさんの手が加わるでしょうし、女性の支持が得られなければ良いことを言っても聞いてもらえないので、ここも女性の好感度は高いこと間違いなし。

 

そして二つ目はその選択肢の少なさ。
仮に、男性用のファッション誌には200種類のアイテムが掲載されていたとします。
あなたには、その中から正解を見つけ出すことができますか?
ハズレを含む200の選択肢の中から正解を見つけ出すことよりも、ほぼ正解の20の選択肢の中から選んだ方が正答率は高くないでしょうか?
たぶん、200の中から正解を選び出すことができる殿方様なら、最初から服装でつまずくことはないと思います。

 

殿方様が女性用のファッション雑誌を参考にするメリット、ご理解いただけたでしょうか?

 

誤解があるといけないのですが、女性サイドとしてはそれほどイケメンは求めていないのですよ。
イシイドの元カレの様に誰が見てもイケメンであっても、そのことで私自身が得することはなく、むしろ凹むことの方が多かったかもしれません。

お嬢様方は、一部を除いて、自慢できる彼氏と付き合いたいのではありません。
お嬢様方が嫌がるのは『一緒にいて恥ずかしい思いをすること』なんです。
例えば、アニメのTシャツとかトゲとか釘とか出てるような革ジャンとか、明らかに趣味が偏ってるなと分かる出で立ちは、一緒にいることでお嬢様自身も同類と見なされることを恐れるのです。
なにも、今の趣味を捨てろというわけではありません。
誰しも、色々な顔があっていいのです。
アニメが好きだからといって、ずっとアニメな格好でいる必要がありますか?
それは気の合うお友だちとの時間のために取っておいてください。
時には彼女の好む格好に寄せてあげてもいいんじゃないですか?

 

動物は生まれ持った毛皮や羽根の模様を変えることはできません。
でも我々人間は、衣装で好みの模様に如何様にも変化することができます。
これを生かすも殺すもあなた次第、なのではないでしょうか?