バリキャリ乙女のイド端会議室

主に婚活、時々しごと。華麗なるバリキャリの脳内会議の一部始終。

『かわいい』を分析してみる~女性目線編

こんにちは!
年間300日スーツで過ごす女乙女イシイドです。
皆さま、お盆をいかがお過ごしですか?
バリキャリはバリキャリらしくお仕事でした。
ご先祖様、ごめんなさい。
イシイドが結婚できないのはお墓参りに行かないからでしょうか?

 

さて、イシイドの会社ではりん店という習慣があります。(りんの字が何なのかわかりません。たぶん、輪か臨)
社長を含め、本社のお偉方が土日のいっそがしーい時間に各店舗を視察で巡る、というもので。
それなりに緊張もしますけれど、従業員数も多い会社のわりに、経営側と直接お話をする機会も持てるのは良い方の習慣だとは思います。

 

先日、監査チームのおじさま方がやって来ました。
少し前までは弊社の重役で、定年退職後も我々後進のためにご尽力いただいております。ありがたや。
イシイドは社歴もまあまあになっているため、それなりに可愛がっていただいていたりします。ありがたや、なむなむ
ご来店いただいて、直属の上司と談笑されるところへ通りかかったイシイドは、ひと言ふた言ご挨拶をしたところ、

 

監査「イシイドさんはかわいいねぇ」

 

とニコニコされる。

 

上司「よう、いいますわ。セクハラって言われますよ」
監査「かわいいもんはかわいいだろう。かわいいって言われて悪い気はせんだろう、なぁ?」
イ「はい、うれしいです 〃∇〃」

 

なんてやり取りをしました。
なるほど。
この監査、現役時代の厳しさで、今でも震え上がる人もいるらしい。
でもそこに行き着く前は、私など足元にも及ばないバリバリの営業マン時代もあったわけです。
仕事の出来る営業マンは遊びもしっかりします。
今の子達にはちょっとかわいそうですが、バブルを知ってる先輩方の世代は本当に遊びまくってたそうです。
だから、当然、女の子を口説くための「かわいい」だって知ってるはずなんですよね。
ここで「イシイドちゃんはかわいいねぇ、ゲヘヘ」みたいな感じだったらアウトのセクハラですが、まるで孫娘をみるような感覚で「かわいい」と言うわけです。
もちろん、嫌な思いはいたしません。
人身掌握術といいますか、もう生粋の人たらしなのです。
この辺のバランス感覚がもう人たらし。
たらし込めると分かって使ってるんですよね。

 

さぁ、長い前置きですみません。
私たちの周り溢れている『かわいい』
お嬢さま方なら、婚活、恋愛市場ではご自分に向けられて発せられることも少なくありません。
ただ、その『かわいい』も裏に潜む意味も多岐にわたりまして、うっかりその気になって恥ずかしい思いをしたりすることもしばしば、ありますよね。ね?
そんなわけで『かわいい』を分析してみようと思います。
今回は女性目線で見た『かわいい』から。

 

女友達に「かわいい娘、紹介するよ」と言われたのに、そうでもなかったと憤慨する、なんて話はよく聞きますね。
女性が言う「かわいい娘」と殿方さまが言う「かわいい娘」は違うといいます。

 

そりゃ違うさ。

 

殿方さまのいう「かわいい娘」とは『性的な目で見てイケてる娘(自分の好みに限定)』であるのに対し、女子のいう「かわいい娘」とは『あたしの目で見てイケてる娘』であるのです。
女子が女子を『性的な目で見る』ことはないし、オマエの好みなぞ知るよしもないので検討違いな「かわいい娘」を紹介してしまうのです。
女友達に「かわいい娘」を紹介してほしいなら、具体的な好みをお伝えするべきですね。

 

そして女子の日常には『かわいい』が溢れております。
くまモン石原さとみさんもラデュレのマカロン渡辺直美さんもジル・スチュワートのコスメもみんなかわいい。
赤ちゃんもウェデイングドレスもふてニャンもちっさいおじさんですらかわいい。


女子にとって、『かわいい』は自分の感情が(好ましい方に)揺すぶられるものを指すんです。
これは外国人がハマる『kawaii文化』にも通じるんじゃないでしょうか。
魂が揺すぶられることを日本では『kawaii』と呼ぶ。
対象になるものそのものが可愛らしいかは別として「なんかイイ!」「なんか好き!」って思えるものを「かわいい」と呼ぶ。
もはや『かわいい』は感嘆詞なのですね。

 

そして古く平安時代
清少納言は言いました。
『美しきもの 瓜にかぎたるちごの顔』
かわいい!と思うものをとにかく羅列いたしました『枕草子 百五十一段』
何となく、教科書かテストの問題で読んだことあるって方も多いのではないでしょうか?
『ちひさきものは みなうつくし』というようにちっさいものはみんなかわいい!という感覚は昔々から変わらないのです。


お嬢さま方から「かわいい」と言われて憤慨なさる殿方さま。
特に童顔だったり小柄だったりする殿方さまには経験がおありのことだと思うのですが、お伝えしたいことがあります。
『かわいい』という言葉には『下に見る』という気持ちは含まれていません。
確かに下に見てる小娘も使いますが、人並みに品格を備えたお嬢さまであれば、それは愛情です。
女性というものは小さく弱いものに対して、守りたいと思う生きものなのです。
それを母性本能と呼ぶわけですが、なにも見た目のか弱さだけに反応するわけではありません。
弱った心や繊細な感性に対しても反応いたします。
そして、それに対して『愛しい』と思うわけです。
自分の内側からじわっと滲み出るような『愛しさ』
あなた様に向けられた『かわいい』は『愛しい』なのです。
なので、そこは小さくガッツポーズでいいんじゃないでしょうか。
こっそりね。

 

殿方さまにとって、お嬢様方が言う「かわいい」は多岐に渡りすぎて理解不能かもしれませんが、とっても単純なのです。

 

・なんかいい!
・じわっと愛しい

 

この二つしかありませんから。
でも、この『なんか』がお嬢様によってそれぞれ違います。
殿方さまにおかれましては、あなたのお嬢様が何に反応するのか、この『なんか』を探ることが攻略の鍵になるのだと思いますよ (^ー^)