バリキャリ乙女のイド端会議室

主に婚活、時々しごと。華麗なるバリキャリの脳内会議の一部始終。

愚妻とは言わせません

こんばんは、年間300日スーツで過ごす女バリキャリイシイドです。
普段スーツなのに1日半袖で過ごしたら、あっという間に風邪を引きました( ((〃´д`〃)))
夏風邪注意でーす。

 

さて、『愚妻』という言葉がありますけれど、一般的には夫が他者に向かって自分の妻を謙遜して使う言葉として認識されてますよね。

男尊女卑だと嫌う方もいらっしゃるでしょうが、日本人らしい謙虚な考え方かもしれません。

 

謙虚さって大事ですよね。

 

婚活においてもね。

 

婚活では特にお嬢さま方の方が『上から』になりすぎたり『下から』になりすぎたりするような気がしてなりません。
特にオーバー30以降になってくるとご自分の希望する条件の方からのお申し込みが減ったような気がしてくるものなようです。
分かりやすい例で言うと、ご自身よりも20も30も年上の方からのお申し込みがあったりとか。
婚活が順調でない時に、そういった『条件外』の方からのお申し込みがあると腹を立てたり落ち込んだりという話はよく聞きます。

 

『こんな人』からしかお申し込みがない。

 

いえいえ、私もあなた様も、この『独身貴族界』の住人である以上、他の世界の方々からすれば立派な『こんな人』の端くれです。
同族ですよん。

 

それにあなた様が『こんな人』と思う方々も「キミには俺様が相応し~い~ラ~ララ~」なんて思ってお申し込みをしたりはしてないでしょう、たぶん。
「○○な自分だけど、あなたなら許容してくれるかもしれない」
そういう心優しいあなたかもしれないという一縷の望みに懸けてお申し込みをされたのではないでしょうか。
だから怒っちゃダメ。
ここで怒っちゃ大人気ない、『上から』と言われても仕方がないというものです。

 

初顔合わせの時にちょっとタイプの方ではなかったからってダンマリを決め込むなんてもっての他ですよね。
そんなお嬢さまに遭遇した殿方さまは「コイツF.G.フィールド張りやがったな」とちょっと引いてみると微笑ましく思えるかもしれません。
え?F.G.=フキゲンです。

 

だからといって、やっぱり私は『こんな人』と思われてるに違いないと『下から』になることが謙虚でもありません。

 

先日、研修の一貫として一人の新人を預かりました。
入社して4ヵ月。
早い人ならそろそろ成績をあげてくる者も出始めるなか、彼女はちょっとスロースターターのようで、配属先が匙をぶん投げてイシイドに当たったというびん…えーと、白羽の矢が立った次第でございました。

 

イ「じゃ、ロープレしてみようか(^ー^)」

 

新人「ハイ…」

 

 

………………………………( ̄□ ̄;)!!

 

 

ロープレとは接客業などでよく行われる小芝居、じゃなくて接客の模擬訓練のことです。
詳しいやり取りは割愛させていただくが、この新人の接客を受けてイシイドは他社の商品を買おうと思った。
この新人の人柄が嫌だった訳ではありません。
ただ、こちらから投げた質問をことごとく否定的な言葉で打ち返してきたのです。
商品に対しての知識が浅いのは仕方がないにしろ、これが自分が扱っている商品だという自覚がないのですね。
この商品について、私とおしゃべりをした。そんな感じ。
残念ながら自社製品に対しての愛情も何より興味も感じられなかったのです。
イシイドは仕事はキライだが、それでも会社や自社製品をけなされれば悔しいし腹もたつ。長く勤めた情かもしれないがそこにはやっぱり愛情があるからだろう。
数か月前まで学生だったお嬢さんにそこまで求めるのは酷だろうか?
ただ、これまでウチに配属になった新人たちは少なくともこれが自分の扱う商品だという自覚はあったと思うので、イシイドの受けた衝撃は相当なものだった。

 

ごめんね、つまんないよね、仕事のハナシ。

 

でもね、勘のいい方ならお分かりですよね。
婚活においてはこの商品って自分自身なんですよね。
お茶して、お食事して、デートして。
あー楽しかった!だけじゃ駄目なんです。
あー楽しかった!の中にも、自分自身って商品をちゃんと知ってもらって選んでもらえるようにしなくちゃいけない。
(こちらがあなたを選ぶかどうかはまた別の話だけど)
そして、この商品を如何に魅力的に見せるかという最大で唯一の方法は売り手が商品を好きであること。
そう、あなた自身があなた自身を大好きでいることなのです。

 

この新人の彼女はとても謙虚だけれど自信がなく『下から』過ぎるのだ。
『下から』過ぎると相対的に他のものがよく見えてくる。
自ら他人の引き立て役を買わなくてもよくないですか?

 

ところで、冒頭の愚妻という言葉。
一説には愚=自分、つまりニュアンス的には『小生の妻』という使い方が本来だとも。
イシイドは『愚かな妻』になるつもりはありませんし、イシイドの選んだダーリンが『愚』であるわけがなく。
だから『愚妻』とは言わせません(^ー^)