バリキャリ乙女のイド端会議室

主に婚活、時々しごと。華麗なるバリキャリの脳内会議の一部始終。

ルビンの壺で酒は飲めるか

こんばんは、年間300日スーツで過ごす女、
バリキャリイシイドです。

 

イシイドはTwitterもやってます。
もともと見る専門であまり面白いことはつぶやきませんが、最近はスターやブクマ、コメントをくださった方にお礼の意味も込めてちょっかいを出させていだいています。
楽しい。
あまりルール的なものがよく分かっていないので失礼があったら怖いなーと思いながらビクビクやっておりますが新習慣です。
ただ、お酒関係の話に乗っかる事が多く、相当なのんべいだと思われてるんじゃないかと心配なので、たまには少し真面目なお話をしてみようかな。

 

男と女…なぜすれ違うのでしょうか。
本日は『すれ違い』について考えてみたいと思います。

 

 

ルビンの壺

 

みなさんはルビンの壺ってご存知ですよね?

 

ルビンの壺 - Wikipedia

 

見る人によって、杯の形に見えたり向かい合う人の顔に見えたり。
同じものを見ているのに不思議ですね。
これは絵で、視覚の上でのすれ違いですが、ことばや物事においても同じようなことが起きることがあります。

 

 

趣味はドライブ

 

例えば。
趣味が『ドライブ』という男女が出会いました。
何度かお食事して、話も合っていい感じ。
じゃあドライブに行きましょうとなりました。
彼は自慢の愛車で彼女をお迎えに行きます。
そして、愛車の滑らかなハンドリング、安定した走行性能等を熱く語ります。
彼女は「そうなんだー」と相づちをうってにこにこしています。
やがて目的地に着いて、インスタ映えする景色を嬉しそうにカメラに収めています。
そんな彼女を彼は手持ちぶさたに眺めています。
しばらく散策したあと、次の目的地に。
彼はまた車の話題に夢中になります。
彼女は「ふーん」と呟きます。
新しい目的地に到着すると、ご当地グルメに舌鼓。
あれもこれも食べたい彼女は彼にシェアすることを提案しますが「そんなに食べられないよ」と断ります。

 

さて、この二人の結末は?

 

たぶん、かなりの確率で『次はない』ですね。

 

 

同じものを見ていたはずが

 

『ドライブ』という同じ趣味を持っていたはずの二人ではありますが、見ているものが違いました。
それはルビンの壺のように。

 

彼の興味は車そのもの、そして車の運転にフォーカスされていました。
一方、彼女の興味は到着した旅先に注がれています。
はじめの印象が良かっただけに、そのギャップは大きなものになってしまうことでしょう。
ここに新しいお相手が現れたり、仕事が忙しくなったりとタイミングを逃していけば、そのまま疎遠になっていくのです。

 

趣味『サッカー』も要注意

 

そうそう。

趣味『サッカー』も結構すれ違いやすいです。
男性が『サッカー』を趣味にあげている場合、本人が学生時代にサッカー部だったり今でもフットサルなんかやってるプレイヤーである確率が高い。
一方で女性が『サッカー』と言った場合、せいぜい日本代表の試合をテレビで観る程度のファンである可能性が高い。
地元のJリーグの所属選手もよく知らず、好きな選手と言えばホンダ、カガワ、ナガトモ。万が一ウチダ、シバサキの名前が上がるようでは完全に『anan』情報からの知識です。

 

でもね、これってあんまり責められないんですよね (^_^;)

 

多少は男性に興味を持ってもらえるように盛ることはあります。
男性だって趣味『カフェ巡り』とか書くでしょ。
だから、女性の『サッカー』好きは「一回くらいはスタジアムに観に行くのに付き合ってもいいよ」くらいのリップサービスだと思った方がキズは浅いと思います。
ガチで毎週のようにサッカーの試合に参加してたらキレられますよ。

 

 

寄り添い型営業

 

さて。
私、営業でございます。
通常はお客さまの前に座って商談するのですが、条件というよりも心理面で折り合いがつかなく難航することもあります。
そんなときは、ちょっと座席を移動してテーブルの横、もしくは本当に真横に座ってしまうのです。

よくね、デートでは横に座った方がいいとかパーソナルスペースがどうとか言うじゃないですか。
そういう心理学的な根拠があるわけではないのですが、正面だと『私 対 あなた』という対立の構造が出来上がってしまう。
だから横に来てできるだけ同じ方向を見ることで『私たち』というチームを形成するのです。

 

『私たちチームは同じ結論に向けて進んでいます』

 

という体裁をとることで「実は…」というネックになっていたお話を聞き出すことができたりします。
そういった隠れた障害を聞き出すことで、今このお客さまに勧めることがいいことなのか、待った方がいいのかを判断します。
これを『寄り添い型営業』と呼びます。

 

本当に優秀な営業マンなら、どんな状況でも売り込んでしまうのでしょうが、私はそういうことができません。
だからへっぽこ営業なんだよなぁ…

 

 

同じものを同じ方向から見ることができるか

 

話は戻りまして。
この『寄り添い型営業』を婚活に生かしてみましょう。

最初のドライブデートのお二人が。
もしも、もう少し辛抱強く会ってみようと思えたのなら。


お相手目線のデートをしてみることをお勧めします。
例えば、女性がドライバーになってドライブしてみるとか、いっそ電車で目的地まで行ってみるとか。
今までの人生で当たり前だった『デートプラン』を崩してみて、それで楽しめたとしたらこの二人は結構相性がいい。
そう思います。

 

 

ルビンの壺ように。
同じものを見ていても、その視線が同じとは限りません。
むしろ同じであることの方が稀なのです。
すれ違いに気づいたら『どこまで修正できるか』
それが大人の『恋の腕の見せどころ』なのではないでしょうか。

 

 

ルビンの壺で飲む、
酒は苦いか塩っぱいか。

 

それとも極上の蜜の味?

 

今日もスマホ片手にひとりたしなむのでした。
ああ、結局飲んでる orz

 

ドライブデートについてはこちら

 

comotenasi.hatenablog.jp

 

2018.3.11追記

こちらのブログでご紹介いただきました。

 

www.uenoyou.net

うえのゆうさま(id:uenoyou111)

毎回色々なテーマをとことん掘り下げてわかりやす~く解説してくれています。

好奇心ってドキドキ。

そんなステキなブログです。

みなさまも是非あそびにいってみてください!

 

 

2018.5.8追記

こちらの記事でもご紹介いただきました。

www.kamen-utsu.com

仮面うつ(id:kamenutsu)さま

こちらもより深く専門的に解説されています。

 

同じテーマでも人によって、こんなに様々な経験やアプローチがあります。

おもしろいですね。