バリキャリ乙女のイド端会議室

主に婚活、時々しごと。華麗なるバリキャリの脳内会議の一部始終。

価値観の合う人

こんばんは、年間300日スーツで過ごす女、バリキャリイシイドです。
このところ、すっかりバリ固風味でございますが今回もちょい固です。

 

 

理想の人は価値観の合う人

 

婚活してますと、初期の頃に理想のタイプを聞いたり聞かれたりすることがあります。
イシイド的には聞かない方がいいんじゃないかなーと思ったりもするのですが、勝手に自己申告してくる場合もあるので致し方なし。

 

で、その中で時々

 

「価値観の合う人が理想です」
「価値観の合う人と結婚したいです」

 

とおっしやる方がいます。

広い…

サハラ砂漠級の広さでケムに撒かれた気分です。
えーと。
考え方が似てる人。
意見が衝突しない人。
ケンカしないで仲よくしたいなぁ、ということかなっ?

 

価値観と言いましても、ヒトクチにまとめるのは難しいですよね。
『理想の人は価値観の合う人』と言ってしまう方は、きっとご自分の『理想』というものがよくわかってなくて、こんなに広ーい表現になってしまうのかもしれませんね。
(暗に、黙って俺に合わせてこいと言っているのかもしれませんが)

 

モノとココロの価値観

 

価値観が合っていればケンカしないかっちゅーとそうでもないのだけれどね。
イシイドは『価値観』は大きく二種類に分けられると思います。

 

『物質的な価値観』
『精神的な価値観』

 

『物質的な価値観』はモノがあることで満足、またはないことで満足する。
もしくは蓄積する、消費することに意義を感じる方です。
ミニマリストやコレクターといった方々はモノに視線がいきやすいのかな。

 

一方『精神的な価値観』をお持ちの方は「モノより思い出」と言えばわかりやすですか。
人との精神的な繋がりとか、地位とか名誉とか。
結果を求めるアスリートの方もそうかもしれません。
目に見えないものに価値を感じる方々。

 

『物質的な価値観』と『精神的な価値観』とどちらがいいというものではありませんし、「私はこっち、あなたはあっち」とズバッと分けられるものでもありません。
一人の人間でもこの二種類の価値観を持っていて、多かったり少なくなったりしながら価値観は出来上がっていくのです。

 

同じ価値観(モノ同士、ココロ同士)のカップルであれば、当然理解しやすいですが、少しのズレも許せないセコい人間になっちゃう可能性もありますね。
全ての価値観が合うなんてことは絶対ないので、意外と小さなこぜり合いはありそうです。
『夫婦は別のタイプの方が上手くいく』というのは、違うからこそ補いあうのであって、いっそ大きく違った方が上手くいくこともあります。
だから、価値観が合うとか合わないよりも、お互いが心地よく補いあえる関係かを見極めた方が長く一緒にいられるんじゃないかな。

 

プライオリティの探り方

 

さて、『価値観』には大きな傾向がありまして、さらに個々に大事しているものがあります。
仕事や趣味といった分かりやすいものは良いのですが、中には本人も気づいていないようなものもあります。

 

以前、イシイドの事務所で働いていらっしゃった事務員さんがおりました。
お一人は、当時、50代正社員、若かりしころは本社で受付をされていたという華やかな美魔女さま。
もうお一人はけして美人ではないものの、女学生のような印象の若く(正しくは幼く見える)40代パートさま。
お二人が退職された後に、時を同じくしてお会いする機会がありました。
美魔女さまはイシイドと対面して

 

「あらぁ、お久しぶり!相変わらずお綺麗ね!!」

 

とおっしゃい、女学生さまは

 

「わー、マキちゃん、相変わらず若いねぇ」

とおっしゃいました。


いや、イシイドが若くてキレイ自慢をしたい訳じゃなくてね(^_^;)


この私を誉めてくださったポイントというのは、その方にとって密かなコダワリポイントでもあるということが言いたいのです。
おそらくお二人とも、自覚のあるなしはともかく、ご自分の長所というかウリをご理解されているということなんでしょうね。
ご自分のコダワルところに目がいく。
自分の誉めてほしいところを誉める。
自分に向けられたホメコトバはお相手さまにとってプライオリティの高いもの、ということなのでしょう。

誉められたなら、その部分を誉め返す。

結構有効な処世術なのだと気付いた出来事でした。

 

婚活のプライオリティ

 

さて残念なことですが、カップルの破局の際に

 

「お前にいくら使ったと思ってるんだ!」

 

と言われたというお話は、わりとよく聞く (^_^;)

そして

 

「あんなヤツとつき合って時間のムダだった」

 

というお嬢様のボヤキもよく聞く (T▽T)

 

お分かりでしょうか?

 

結局のところ、お金のことは言わないでほしいという殿方さまもお金に、若さのことを言わないでほしいというお嬢様も時間(若さ)に。
お相手から奪われたと思って悔しくなるのね。
本当は若さも年収も、お相手よりも自分が一番気にしてるってこと。

 

もしも別れ際にこのセリフを言ったことのある人、言いそうな人。
若さと年収の呪縛から解き放たれたら、きっとこれに囚われない人と出会えるんじゃないかしら?

 

これが言いたくての、ここ数回でした。
はー、長かった~。
難しいこと考えると疲れちゃう。

次回はもうちょっとお軽めにしようと思います (^_^;)